掃き出し窓の直下の床の温度は、床材がウッドフロアー、カーペット、タイルにかかわらず、中央部に比べて2〜3℃低いという事実を前に書きました。
そして、めったに窓下へ行かないので、実生活ではそれほど問題はありません。
しかし、厚いウッドフロアーとタイルの上面を揃えるため、タイルに団子状の接着剤をつけ、タイルの下に空気層が出来ました。
このため、窓際の空気が対流を起こし、タイルの表面は暖かいけれどもタイルの底が冷えるという現象が起きてしまいました。
たしかに、タイルは熱伝導率がよい。
したがってウッドやカーペットよりは掃き出し窓下の低い温度帯がやや広いのはやむを得ません。
しかし、空気の対流によりタイルの裏が冷えるというのは想定外。
そこで、対流を防ぐ工事を行いました。
なにしろ、この時期なのにマイスターは多忙すぎ。
今月の引き渡しが8棟というので手が回らず、遅れての工事となりました。
まず、タイルを剥がす。
これが大変な手間。貼るのに比べて数倍以上の時間がかかる。
そして、強力な掃除機で砕いたタイルの粉を吸い取る。
長いストローをつけて、タイルの奥まで断熱材を注入充填。
注入が終わると乾燥するのを待つ。
乾燥した断熱材を切り取り、コーキングして空気の対流をとめる。
そして、新しいタイルを施工する。
なお、S邸では相対湿度を1%単位で増減出来ます。
したがって、サッシのガラスの下部に結露すると、結露しない範囲まで相対湿度を落として調節が出来る。
しかし、ペアーガラスのLow-Eで、内側にハニカムサーモを使った場合は、ガラスの下部にどうしても結露が生じます。
それを防ぐためにH邸では伸縮タイプの窓下専用ウィンドラジエーターを設置していました。
結露する朝方に合わせてタイマーをセット。
ハニカムサーモなどを使う場合には、これは大いに役に立つ。
ともかく、ラジエーターを固定しないのがいい。
H氏に感謝しながら紹介させていただきます。
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