2011年12月04日

家庭用デシカに求められる性能と機能 ? (生活体験7)


23年前。
関東地域で初めてQ値1.4WのR-2000住宅を建てる時、問題になったのがセントラル空調機の能力。
それまでの空調界の常識は、最低100W/m2であった。
つまり、150m2(約45坪) の住宅の場合は、15kWの機種が必要とされていた。3kWの機種なら最低5台は必要だということ。いや、間欠運転を前提にすると、立ち上げ時にはこの50%アップの性能さえ求められていた。
それを、R-2000住宅では最初は安全側を考え60W/m2とした。24時間全館空調運転を大前提にしたのでこれでは過剰性能と考えられた。
いろんなケースを体験してR-2000住宅だと50W/m2で十分ということが分かり、この基準を約300戸に応用してきた。
本当は、もう少し少なくてもよいと思ったが、メーカーと施工業者は万が一のことを考えて、必ず安全側を選ぶ。それに同意してきた。

これが、Q値が0.9WのS邸では35W/m2で十分と考えられた。しかし、ダイキンエアテクノ東京では安全側をみて40W/m2を選定。 
S邸では地下室ならびに小屋裏空間まで考えると、280m2×40W=11.2kWとなった。
実際に選んだのは4馬力11.2kWの動力。定額10kWの機種。
この動力機種は除湿能力が足りず、すでに書いたとおり初年度の夏にアメニティビルトイン型 5.0kW 2台を追加して、これに変更。あくまでも試験運転だったので11.2kWはそのままにしておいた。

そして、更に昨年の8月からはベンティエール全熱交2台に替えて、ビル用デシカ500を試験採用。
デシカは十分な除加湿能力を持っているので、今度はアメニティビルトインと透湿膜加湿器に休んでもらい、再び11.2kWの動力に再登場願った。
送風能力の面からも大きな機種が必要と考えられたから。
そして、昨年の8月から今年の8月までの13ヶ月に亘ってデータがとられた。
夏期および冬期、梅雨時の温湿度の状況は すでに書いたとおり。
ただ、問題になったのが11.2kWの動力機。
デシカ500には除加湿機能のほかに、5.5kWの暖冷房機能を持っている。
したがって、いずれにしても大幅な性能オーバー。

昨年の8〜12月の中旬までは空調機優先運転をさせていたが、12月下旬からはデシカ優先運転に切り替えた。
その結果、11.2kWの動力機の稼働量は、中間期はデシカと同程度だったが、夏期には半分になってしまった。
大きな家だから最初は10トントラックを入れた。さらにデシカの5トントラックが加わって15トンの能力になった。
ところが一番稼働率の高い1月の平均で、デシカは5kW弱とほぼその能力を発揮してくれていたが、空調機の平均消費電力は低かった。夏期も同様。
つまり、小型トラックで間に合うお一人様の学生の引っ越しに、10トントラックが動員されたのと同じ状態。
ほとんど空荷に近い10トントラックが、20分間の長い赤信号で暖気運転をして一休み。青信号に変わって発進運転をし、5分間の運転で再び長い赤信号。
これでは、誰がどう考えても小型トラックの方が ガソリン代が少なくて済む。

250m3のビル用デシカの暖冷房能力は2.8kWと500m3の半分。
2.5トントラックと考えてよかろう。
これを住宅用デシカの場合は、小型トラックに匹敵する程度の空調機能を、デシカの中にあらかじめ取り入れるべきではなかろうか ?
そして、家庭用デシカの場合は壁掛けエアコンを排除して、セントラル空調換気除加湿システムとして24時間運転を大原則とした方が、省エネ面でも快適面でもベターではなかろうか ?
その上で、半日とか1〜2日家を開ける場合は、換気量と設定温湿度を落とすスィッチを採用ことによって、より省エネを図るシステムにして行くのがベターではなかろうか ?

ただし、これはQ値が1.0Wを切り、気密性能が0.9cm2/m2以上の住宅の場合に限定した話。
Q値が1.5W程度で、気密性能が1.5cm2/m2のような住宅場合はどうなるのか ?
何はともあれ、デシカの能力を発揮できる最低の気密性能はどの程度なのかをまず明確に示してもらわねばならない。0.5cm2/m2なのか、0.9cm2/m2なのか、それとも1.5cm2/m2なのか。あるいは・・・。
そして、最低Q値についても・・・。
気密、断熱性能の低い住宅の場合は、ダウンサイジングしたビル用の250m3を採用するしかない のかもしれない。
そこらがどのように展開して行くかについては、現時点ではデータが乏しく まだまだ不明というのが現状らしい。


posted by x-unoblog at 03:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 生活体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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