2011年12月26日

13年間に4つのトライをやり続けたS邸 (生活体験12)


S邸は この13年間に、R-2000住宅から準パッシブハウスへ、そして顕熱交から熱回収90%の全熱交+光触媒機能付きへ、更には動力空調から排熱ドライ空調へ、そしておまけに熱交換からデシカ換気+動力空調へ、と4回にも亘って果敢なトライを続けていただきました。
これだけのトライを自らの犠牲と責任でやって頂けた施主は、稀有。
日本が誇ってよい施主です。
しかし、中には回り道をしたトライもあります。
TOTOの便器開発に伴うこの数十年来の一貫したイノベーション・ポリシーに比べると、住宅用空調換気・除加湿のイノベーションついては メーカー側の一貫したポリシー不足が感じられます。
たしかにインバーターとかヒートポンプの技術開発では、日本は世界のトップを走っています。
しかし、除加湿と換気に関しては、必要以上のまわり道をしているという印象を拭いきれません。
それは、住宅というものを正しく理解していないところから生じています。
実験棟はあっても、開発した社員がそのシステムを装備した住宅に住み、実体験で問題点の所在を検証していないから。
そして、ビル用デシカを住宅用に変身させるには、さらに一段のイノベーションが必要だと考えます。

いままで、30人近いお客をS邸に案内してきました。
ハイム、一条、北洲、新昭和、森みわさんなどのビルダー、設計士をはじめとして、熱心な消費者の方々。もちろん東電関係をはじめとして、直にS邸を訪れた人も多くいます。
実体験を通して、ビルダー・設計士、消費者の意識が変わってきます。
しかし、残念ながらダイキンの本社、工場の開発担当者がS邸を訪問し、直に問題点を聞き、改善策を用意するという肝心の行動をしてこなかった。
一番大切な現場情報を軽視してきた。
また、ハーティホームでは6年間で約300棟の空調換気・除加湿システムを販売してきました。
中でもっとも多かった顧客層は地域柄 東芝、菱電、東電、鹿島建設をはじめとしたゼネコン、IT関係、医療関係の技術屋さんが圧倒的。しかし、その中にダイキンの社員は1人も存在しなかった。
つまり、実際の現場の声が本社や工場の関係者に、実感をもって届いていない。
これが、一貫したイノベーション・ポリシーの欠落に繋がっていると考えます。
幸い、家庭用デシカでは、井上会長が率先して自宅に取り付けたと聞いています。
いろんな不具合が分かり、来年秋までにはかなりの改善が進むものと期待しています。

さて、ダイキンの全ての空調換気・除加湿システムのモルモット役を果たして頂いたSさんご夫妻に、改めて準パッシブハウス+デシカント除加湿換気+動力空調システムの感想を伺いました。
たまたま奥さんがロスへ留学している姉弟のご子息を訪ね、弟の15帖程度のアパートと超豪邸での生活を体験して帰られたばかり。
アパートの空調音は大きく、皮膚よりも目が痛くなる経験で、改めて日本の空調換気システムの良さを実感したとのこと。
それと、10数部屋もあるという豪邸での掃除の大変さ。
S邸は延べ85坪もあるが、気密性が0.2cm2/m2と良く、しかもソフトなセントラルシステムなので家がほとんど汚れない。机の上や棚にチリなどがほとんど溜まらない。
したがって掃除は、一週間に1度だけで済んでいる。
ところが超豪邸では毎日が掃除。その大変さを改めて痛感したとのこと。

そして御主人は、「出張でどんなに遅くなっても、飛行機便や新幹線が走っている時間だと、ホテルには泊まらず必ず自宅へ帰ってくる」 とのこと。
つまり、どんな豪華なホテルも、空気質や音、除加湿システムが明かに自宅よりは格段に劣っており、身体が休まらない。どんなに遅くなっても、自宅へ帰った方が休まる。
これは実家へ行った時も同じで、ご夫妻とも「実家に泊まることだけは勘弁していただき、いつも日帰りしている」とのこと。
本当の快適さを知ると、豪華ホテルも身体が受け付けなくなるという話は、ほとんどの人から聞いた。
「わが家の空気が最高」と消費者から言われたことがない人は、住宅人としては失格者と言えよう。

ビル用デシカに関する印象は、「夏期の除湿は文句なかった。28℃で40%を切っていた。 しかし、冬期は家が大きく内部発湿が少ないと言うこともあって少し加湿不足気味。 昨年はそうでもなかったが、今年は変わった係の人が設定湿度を間違えたらしく、一時は30%を切った。 そしたら無垢のカリン材が反って隙間が発生。 冬期の湿度コントロールが如何に大切かを再認識させられました。 幸い、わが家の場合は透湿膜加湿器が1年余使わずに残していたので、それを使えば冬期は45%に加湿出来るので、心配はしていません」 とご主人。
「電気代については、現在の11.2kWの動力ではなく、必要風量が確保出来る最低の機種に変えれば、かなり圧縮出来ると思う。たしかにアメリカやカナダに比べて日本の電気料金は高く、今度の原発事故で東電の値上げ圧力がさらに強まるでしょうから、少しでも省電力化する必要があります。しかし、一方的に我慢を強要するのは正しくありません。 わが家のように大きな家で、500m3のデシカで除加湿換気運転をして、11.2kWの空調機で全館24時間冷暖房運転をしての消費電力量が1万kW程度。 これを最適空調機に変えることで6〜7000kWに抑えられれば、年間25kW/m2以下ですから決して高いとは思わない。 まず、全館空調換気・除加湿でこの数値を達成させることが先決。 それから先は太陽光で賄うか否かという選択肢の世界。 太陽光発電の前にやるべきことを、住宅メーカーと設備機器メーカーさんがきちんとやっていただくことが肝心」。
これが、Sさんご夫妻の大まかな結論。

そして、Sさんご夫妻と13年間付き合わせて頂いて得られた最大の教訓は、「Q値もさることながら、東京、名古屋、大阪などの大都市では、一番快適性に影響を与えるのは除加湿システムだということ。 この除加湿を完全に機能させるためには、最低0.9cm2/m2の気密性能、C値が必要だということです。 夏の高温多湿と冬期の過乾燥問題を抱える日本では、ドイツなどヨーロッパ諸国のようにQ値だけでつゝ走るのは、あまり正しいことではないようです。

新しい年は、そういった視点で再考して行きたいと考えます。

以上

posted by x-unoblog at 11:19| Comment(3) | TrackBack(0) | 生活体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これを読めば今すぐにでも始められます。基本的な自己紹介からTwitterとの連動、他社のSNSサイトみたいに自分の付けた足跡が相手にわかるのかなど今更聞けない疑問を全て網羅しております
Posted by フェイスブック at 2012年01月05日 09:38
とうとうカラコンが発売されるみたいだよ!まだまだ購入できるサイトが少ないから見逃さないで!
Posted by デ コ ログ at 2012年01月24日 13:43
時間と性欲を持て余したセレブな人妻達のほんのひとときの暇つぶしにお付き合いしてもらえませんか?契約内容は様々で1日10万〜など当たり前。あなたの希望通りの条件で働いてもらいたいと思っております。まずはネット面接を実施しております。簡単なプロフと顔から下の写真を添付し当サイトまでお送り下さい。
Posted by 人妻SEX換金所 at 2012年02月01日 00:58
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。