2007年06月14日

トランシット (地盤改良2)

マーキング.jpg

ソイルセメントコラムが打設されると、その側から掘削機で一定の高さに削られてゆく。
土とセメントを混合撹拌したコラムが固まらないうち削る。
早い時点で削ると、土と変わらなくなる。

どこまで削るかというと、もちろん基礎底盤の下部の位置。
しかし、柱状改良のコラム打設はかなりの数。
一番上の写真が、打設位置のマーキング。
30ヶ所以上あるから、それほど簡単な仕事ではない。

RIMG0927.JPG

順番に、水平に削られてゆく。
手慣れたもの。
どうしてその削る高さを決めるのか?
古いトランシットしか頭にない私のような古い人間には疑問符が…。

一人が掘削機で丁寧に削る。
一人が棒を持って、掘削機の回りをウロウロしている。
そのうちにピーピーという音。

地盤処理の天端均し1.jpg

最近のトランシットは、光波とかレーザーがついている。
そして、光学メーカーがこぞって測量の機器を開発している。
トプコン
リキア
ニコン
ペンタックス
ライカ
………
RIMG0923.JPG

謎はいたって簡単。
持っている棒にレーザー光線を感知する受機がついている。
一番下の写真の右奥にトランシットが設置されている。
このため、一定の高さになると音を発してくれる。

古い人間はもっともっと時折現場へ出ないと、置いてきぼりを喰ってしまうという次第。
posted by x-unoblog at 06:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 地盤改良 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月12日

試験と保証 (地盤改良1)

RIMG0908.JPG

RIMG0921.jpg

私の知っている中堅ビルダーは、JIO(日本住宅保証検査機構)とか(財)住宅保証機構に加入している例が少ない。
つまり、建物に関して自信がある。10年保証も出来ないようなものは建てていない。最低でも20年は保証出来る。
「わざわざ保証機関にカネを払って面倒を見てもらわなくても…」との心意気。

しかし、こと地盤に関しては、その「試験と保証」を専門機関に依頼している。
どうせスウェーデン式サウンディング試験をしなければならない。
その試験の結果を見て、地盤改良の必要があれば指示が出る。
その指示に従うと保証してくれる。
したがって自社保証の大手住宅メーカーでも、地盤に関しては専門機関に試験と保証を委託している例が…。

この地盤保証のおかげで助かったことがある。
地盤が悪い浦和。当然地盤試験を依頼。
ところが、少し高台だったということで地耐力が良かった。
地盤改良の必要がないということで、指示にしたがって工事を終え引き渡した。
そしたら、1年ぐらいたったら2階のフロアーにゴルフボールを置くと転がるという。
2階の床を3尺オーバーハングさせていた。
補強してあるので、まさか床根太が垂れてくるということはあり得ない。
そこで、床下に潜らせて調べたら、中央部の基礎スラブにヒビが入り、そこから北側の基礎が沈んでいた。
そこで、ジオテックに徹底的に調査してもらったら、宅地の中を横断する水脈があり、それが原因での地盤沈下。サウンディング試験で見落としがあったということ。
もちろん、施主の負担なしで全面的な改良工事を行った。
つくづく地盤試験と保証制度の有難味を実感した。

マイスターハウスはシゲムラという地盤会社に試験と保証を頼んでいる。
敷地の5点でサウンディング試験をしたら、5トンという安定した地耐力のところが多かったが、一部深度1メートルとか7メートルのところで1.5トンしか地耐力がないところが出てきた。
安全を考えて地盤改良工事を行うことになった。

地盤改良方式としては松杭とか鋼管を打ち込む方式があるが、最近多用されてきているのがお馴染みの柱状改良工法。ソイルセメントコラム方式と呼ばれ、写真上の機械で穴を掘りながらセメントと水の混合材を注入し、現場の土と混合撹拌してコンクリートの太い円錐柱を作る。騒音や振動が少ないのが最大のメリット。
一般に深度8メートルまでの場合に用いるが、S邸は4メートルで十分だった。
写真下はそれが打ち終わった状態。
posted by x-unoblog at 03:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 地盤改良 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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