2007年09月14日

べバーバリア (気密5)



すでに見てきたように、建て方の時に内壁の上部や外壁にT字型に交差する壁面には、0.2mmのビニールが施工されている。
これに、幅広のビニールが一体になるように施工される。

RIMG2579.JPG

RIMG2580.JPG

天井面のビニールの張りだし。
出来るだけジョイント部分を少なくするため、2メートルの幅広のものを使う。

RIMG2563.JPG

RIMG2574.JPG

壁は床まで垂らして、テープで留める。

RIMG3004.JPG

床面だけでなく、配管の回りは綿密なテープ処理が行われる。

RIMG2904.JPG

RIMG2906.JPG

1階の天井と壁のべバーバリア。
相当隙間面積が平均で0.2cm2を切っている理由が納得出来る。

RIMG2631.JPG

RIMG2627.JPG

2階の和室の天井面と壁。
ダウンライト回りの気密処理と石膏ボードによる防火処理。

RIMG2618.JPG

RIMG2619.JPG

勾配天井部分も綺麗に処理される。
posted by x-unoblog at 07:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 気密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月13日

断熱前処理(おさらい) (気密4)



プロのビルダーにとっては、今更ながらの話。
一般の人を対象に、念のためのおさらい。
したがって、飛ばしていただいて結構。

3日前に、充填断熱材の施工前に、配線・配管のコーキング工事を終わっていなければならないと書いた。
これをもう少し補充しておきたい。

RIMG2371.JPG

石膏ボードの下にべバーバリアを設ける場合は、サッシやドアを取り付ける時点で開口部回りにべバーバリアの一部を挿入して止めておく。
これがないと、開口部回りとべバーバリアを一体化することが出来ない。

RIMG2399.JPG

RIMG2435.JPG

そして、サッシと開口部の空隙を、黒っぽいリーチ材ないしは発泡断熱材を注入して完全に埋めてゆく。

RIMG2398.JPG

前に書いたとおり、全てのコンセントボックスやスイッチボックスにはカバー材をとりつけ、配線をコーキングで隙間なく固定する。

RIMG2389.JPG

RIMG2401.JPG

その上で、改めて断熱・気密工がコーキング材を持って、2階の床根太回りを点検しながらコーキングを行っていた。
最初は、フレーマーがきちんとコーキングをしていた。
その次は、配線、配管の隙間を現場監督が発泡断熱材を注入して回った。
したがって、私はこれで十二分だと考えていた。
ところが、断熱・気密工は気密性能についての最終責任を負っている。
このため、頭つなぎと根太との隙間とか、側根太と床下地合板の隙間、あるいは注入発泡断熱材の不備なところを点検して上の写真のようにコーキングをしてまわる。
「なんで、ここまでやるの」と思わずつぶやいた。

RIMG2403.JPG

1階の天井全体にべバーバリアが施工されると、空隙となる階段室との取り合わせが問題になってくる。この部分のテーピングも怠りはない。
posted by x-unoblog at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 気密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月10日

配線・配管のコーキング (気密3)



外壁の充填断熱を行う前に、さらにやっておかなければならない工事がある。
それは、配線・配管のコーキング。

RIMG2170.JPG

RIMG2222.JPG

ます、コンセントボックスの回りに気密ボックスを施工する。
これがないと、コンセントやスイッチボックスから空気が漏れ、結露が生じる。

RIMG2223.JPG

RIMG2227.JPG

コーキングといっても、本当のコーキングを行う場所は配線とか配管が外部に抜ける部分。ここはきちんとコーキングをする。

RIMG2234.JPG

RIMG2384.JPG

RIMG2221.JPG

そして、下枠あるいは上枠、頭つなぎを貫通する部分は、ハンデーな注入断熱材で処理する。これが一般的。

現場見学会の時、工業会から内部もロックウール断熱材での充填を要望された。
要望した方は、安く材料を提供したのだから「良いことをした」という程度にしか考えていなかったと思う。
ところが、内部の一部の壁や天井に断熱材の施工状態を見られるようにするためには、配線・配管・ダクトなどの基本工事を終え、コーキングをきちんとやってからでないと出来ない。
このため予定していなかった工期変更を余儀なくされ、各職種が突貫工事となってしまった。

その苦労を、ほとんど理解してもらえなかったことが情けなかった。


posted by x-unoblog at 07:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 気密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月24日

続・タイベック (気密2)


RIMG2410.JPG

当然のことながら、タイベックは下から張り出す。
そして、必ずコーナーからワン・スタッド入ったところから張り出す。

RIMG2415.JPG

タイベックの重ねは、最低これくらいは欲しい。

RIMG2412.JPG

窓まわりにカッターを入れてゆく。
タイベックは必ず2人でやること。
どんな器用な大工さんでも1人ではきちんと施工出来ない。

RIMG2422.JPG

RIMG2192.JPG

サッシまわりのテーピング。
広幅のテーパーを用い、当然のこととして両側を抑えてから上部を抑える。

RIMG2207.JPG

下部の水切りの部分もテーピング。

RIMG2500.JPG

RIMG2502.JPG

RIMG2507.JPG

配線や配管回りもテーピング。
そして、水切り上端を養生。

RIMG2511.JPG

この時点で、台風がきても雨漏りしないタイベック工事の完成。
posted by x-unoblog at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 気密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月23日

タイベック (気密1)


透湿防水シートは、各メーカーから各種発売されている。
しかし、最初にこれを採用した時から「タイベック」が代名詞になっていた。
したがって「〇〇社のタイベックは…」という呼び方…。

「タイベックの施工を見ればその会社の技術レベルが判る!」

これは、決して大袈裟な表現ではない。
実にいい加減な施工が多い。
ほとんどの会社は大工さん任せ。
その大工さんに、タイベックの果たしている役割をきちんと説明し、理解させていない。
そして、かなりいい加減な施工をしてもビルダーから文句がこない。
「だったらこの程度で良いのだろう」と、大工さんは手抜きという意識がないままに手を抜いている場合をみかける。
こんな現場を見ると、なんとか発注したいと考えていても信用出来なくなり、
「やめた!」となる。

タイベック工事は、工事の分類上では当然のことながら防水工事。
タイベックの施工精度の善し悪しは、防水性に大きく影響する。主目的は防水。
しかし、やり方によっては気密精度を向上させる。
タイベックは「湿度が抜けるから空気も抜ける」となんとなく考えがちだが、きちんとした施工は気密性能に加担してくれる。
このため、ここではあえて気密工事に分類した。

撥水性のロックウールを外断熱に使う場合は、タイベックは必ずしも入れなくても良いという。
タイベックの施工は外断熱を入れないバルコニー回りだけで良いという。

しかし「タイベックを施工した段階で、台風が来たとしても1滴の雨漏りもしない」という施工精度が、マイスターのお自慢。
このDNAを急に変えることが出来ない。
したがって、撥水性のロックウールの上にも全面的にタイベックを施工することになった。

RIMG2129.JPG

バルコニーの内側から風抜き下部はシート防水。
しかし、外側までやってないのでテープを二重に貼る。

RIMG2569.JPG

RIMG2568.JPG

そして、タイベックを施工したあとで、さらにテープで抑える。

RIMG2505.JPG

玄関袖壁のアーチの部分もテープできちんと処理。

RIMG2531.JPG

アーチの下部も二重テープ処理。
posted by x-unoblog at 06:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 気密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。